1928年創業、十条の伝説的酒場、「斉藤酒場」。
こちらの店舗は吞兵衛のなかでよく知られた名店。
扉を開けてのれんをくぐれば、3代に渡り守られてきたお店の雰囲気に圧倒されるだろう。
「昭和にタイムスリップしたかのようだ」を皆が口をそろえて言う。
何とも居心地が良すぎる空間。
にごり酒片手に、日常から隔離された別世界にトリップできる。
閉店時間間際になると、「帰りたくない、帰りたくない…、また来たい」と心の中で叫んでしまう。
それもそのはず、こちらのお店はお客様への気配りが随所に感じられる。
お店に入ったら時計に目をやって欲しい。
必ず、5〜6分程度時間がすすんでいるのだ。
お客様が終電を逃さぬようあえて時間を進めているようだ。
そんな、お客様への気配りができる店は、当然のごとく料理が旨い。そして、安い。
ポテトサラダに至っては、じゃがいもの銘柄を毎日変えているのだそう。
キタアカリ等のブランドじゃがいもを使いながら、価格は250円。
本当に頭が下がる名店だ。